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桜満開 [短歌]



桜が満開です。
農園に行く途中にある公園の桜も。
家族なのかどうか、車椅子を囲んで数人が、満足そうに、満開の桜を見上げています。
絶好の時期に、見せてやりたいと、家族総出で、出かけてきたのかもしれません。

そこで一首
車椅子囲む笑顔の春の朝空一面の満開の花


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晩酌 [短歌]



まだ朝晩は寒い。
夕方5時を過ぎると、晩御飯の準備を始めます。
準備途中から、芋焼酎のお湯割りを、ちょびちょびやりながら。
5時半過ぎ頃に、準備完了、食事の始まりです。
お湯割りの方法は、容器に6分目の水を入れて、電子レンジでチン。そこに芋焼酎をなみなみ注ぐ。
お湯割りは三杯。ほろ酔い気分になります。
締めは日本酒をチン。少量のお菓子をつまみながら、至福のクライマックスを迎えます。

そこで一首
四分六の湯割り三杯ほろ酔ひて締めの熱燗クライマックス


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野菜作りが本格化 [短歌]



キャベツから花芽が伸びてきています。
いままで、キャベツの種採取は成功していないので、今年こそ達成したい。
いまだに種採取に成功していないのは、キャベツ、キュウリ、大玉トマト、ナスなど。
キュウリと大玉トマトは、今のところ苗つくりまでは順調です。この苗から実がなるかどうか。
昨日は、トマトとインゲンとエダマメの苗を植えました。
今日は、サツマイモとインゲンとサラダ菜。

のらぼう菜の脇芽がぐんぐん伸びるので、食べきれないほどです。

そこで一首
菜園の薬使わず無肥料のキャベツの芯の格別甘し


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菜の花が真っ盛り [短歌]


やっと、昨日から本格的な春になったようです。
畑の葉物野菜の菜の花が真っ盛り。
ハクサイ、キャベツ、コマツナ、正月菜、コカブ、のらぼう菜。
九条ネギはネギ坊主が出てきました。

そこで一首
三月のわが農園の花盛り小松菜キャベツ白菜子かぶ

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突然に売物件の幟 [短歌]

昨年の秋頃、近所の家に、突然に売物件の幟が上がりました。いつのも散歩道にあります。
お年寄りのおしどり夫婦で、天気の良い日には、綺麗な庭で、くつろいでいるのを、たびたび見かけました。
幟が上がるちょっと前に、旦那さんが亡くなり、しばらくの間は奥さんの姿ありましたが、突然に売物件に。
冬の寒い風の強い日は幟がちぎれそうになるくらい。あんなに穏やかだった家はすごく寒そうです。
先日からは、売り先が見つかったのか、綺麗な庭が無残に取り壊されつつありました。

そこで一首
寒風に売物件のあえぐ幟おしどり夫婦楽園の跡


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爪切りと共に [短歌]

目が見えづらくて、爪切りに苦労します。
手の爪はまだいいが、足の爪は感覚で切っている感じです。
実家にあった爪切りを使っているので、ちょっと切れ味が悪い。
その爪切りは、50年以上の付き合いで、愛着があります。
証券会社の社名が入っているので、親が景品でもらった物らしい。
爪を切るたびに、故郷を思い出してしまいます。

そこで一首
爪切りと共に歩みし幾星霜爪を切りつつ日向ぼこかな

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まもなく義姉の一周忌 [短歌]

今年の三月末に、義姉の一周忌が来ます。
義姉には二人の娘がいて、それぞれ結婚して、近所に住んでいる。孫は二人。
義姉は透析、連れ合いはパーキンソン。
亡くなる前までは、夫婦二人で助け合いながら自宅で生活をしていました。
亡くなると、連れ合いは急速に痴呆症が進み、すぐに介護施設へ。私より4~5才上。
一周忌には、参列出来そうにないようです。
しかし、娘たちの職場に、家に帰りたいと、たびたび電話がかかってくるそうです。
娘たちは困り果てて、着信拒否の設定までしているとのこと。

そこで一首
連れ添ひを亡くし施設の人となり子等に電話で帰してと請ふ


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父の船頭小唄 [短歌]


私は73才。明治43年生まれの父が亡くなったのが66才。7年も長生きをしています。
私が生まれた時は、父が結核療養中。家に帰ってきたのは、あまり憶えていないが3~4才位だったかも。
そのせいか、私は父になじむことができなかった。面と向かって話したこともないし、一緒に酒を飲んだこともない。
父の思い出もあまりない。
数少ない思い出の中に、私が小学生くらいだった頃、自宅の二階で、何かの酒席があって、そこで歌っていた父の姿。バイオリンを弾く真似をしながら、船頭小唄をかすれ声で歌った。

片肺を無くせし父のかすれ声酔ひて歌ひし船頭小唄

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山茶花にメジロが [短歌]


庭の山茶花に、最近、やっとメジロが遊びに来るようになりました。
今年は、来ないのかと心配でしたが。
しかし、長居はしません。すぐに飛び去ってしまいます。
そこで、一首
山茶花の小枝を揺らす鬼ごっこメジロおどける庭の立春
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