2023年12月俳句 [俳句]
★漆黒の回送電車冬銀河
★近隣の売り物件の寒鴉
★ままならぬ身に広告の柚子湯宿
★大勢の負傷子抱き走る冬
2023年11月句会 [俳句]
★神無月憎まれっ子世に憚る
★大根引く有機栽培大地の子
★カラカラと路肩彷徨ふ枯葉かな
★山眠るさみしき老ひや燗ざまし
★立冬や句作悩ます二十五度
2023年10月20日句会 [俳句]
★秋日和八十路夫婦の細パンツ
★コンバイン吹き出す藁の苅田かな
★憂いなし飛行機雲の爽やかさ
★行く秋の育つ野菜の主はなし
★急かされて古寺の秋色降りしきる