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一年生の思い出 [自分史]



小学校に入学した時、担任は横上という名前の女先生であった。昭和の皇后陛下に似ていて、ふっくらとした穏やかな、なにか神々しく見える先生だった。高齢だったと思う。
クラスメートに同姓の女の子がいた。横上先生は、呼ぶ時に間違いやすいので、女の子は「●●さん」、私のことは「●●テツくん」と呼びますと言われた。私の名前は●●テツロウだから、短縮して、「●●テツくん」。
一年生の思い出はこのことだけ。これ以外のことは、全く思い出せない。なぜこんなことが、強い印象として残っているのか分からない。今思えば、同姓ではあるが、男と女なのだから、「●●くん」「●●さん」と呼べば、間違わないと思う。なぜわざわざ「●●テツくん」なのか。その当時、小さいながらも非常に違和感があって、強く記憶に残っているのではないだろうか。
以後の授業で、「●●テツくん」と呼ばれたかどうかは記憶にない。

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