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軍拡の罠にはまるな



プーチン大統領は核兵器を使うぞと欧米を脅し、欧米は核戦争を恐れてロシアとの直接対決に踏みきれない。
欧米も核兵器を持ち、軍事力は圧倒的にロシアよりも強力であるにも関わらず。
これは、まさにロシアによる核抑止力が働いている証拠。
北朝鮮が、せっせと大陸間弾道弾ミサイルと核開発に精を出すのも、このためだ。

一方、安倍元首相一派が中心の自民党が、ウクライナ情勢に乗じて、ミサイルによる敵基地攻撃能力保持を、真剣に考え始めたようだ。
日米政府にとっての真の敵は中国。中国は核兵器を持ち日本より軍事力優位であることは確か。
その中国に対して、日本各地に敵基地攻撃能力基地を持ったところで、抑止力には全くなりえない。
非力な軍事力ではあるが核兵器を持つ北朝鮮に対しても、抑止力にはならない。

ただし、ミサイルに核兵器を搭載すれば別。
自民党一派は、核兵器をみすえた敵基地攻撃能力を検討していることになる。

憲法九条や専守防衛は、一体どこにいってしまうのだろうか。
われわれ日本国民は、国外での武力使用はしないと、いますぐにでも決意しなければならない。軍拡の罠にはまってはならない。
プーチンのようになる前に、危険な芽を摘み取らなければならない。


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